年間ベストプレイヤー
優勝の行方は最終節に託されました。
インテルはアウェイでシエナと。
ローマもアウェイでキエーヴォと。
有利なのはこちらですが、キエーヴォに3失点してるようだとちょっと不安。
まぁモウリーニョは大逆転なんて許さない監督だと思いますが。
一節のこしてますが、今回はポジション別にセリエAのベストプレイヤーを選出します。
☆GK☆ジュリオ・セーザル(インテル)
安定感際立つわれらが守護神を選出。
というか他に対抗馬がいない。
本来なら競るはずのブッフォンもめっきり支配感を落としているし、
ビッグクラブのGKがそろってピリっとしない。
CL決勝進出の立役者の一人ともなったブラジル代表がベストGKです。
そのほかで印象に残ったのはカステラッツィ(サンプドリア)、シリグ(パレルモ)、マルケッティ(カリアリ)など。
☆CB☆ルッシオ(インテル)
CBは新加入のブラジル代表キャプテン。
正直セリエでここまでやるとは予想外だった。
おそらくモウリーニョとの相性が合ったんでしょうか。
高いプロ意識と集中力、身体能力であらゆるFWを封殺してました。
サムエルとのコンビは世界中見渡しても最強だと思います。
他の候補者はサムエル(インテル)、ネスタ(ミラン)、ブルディッソ(ローマ)、ジェペス(キエーヴォ)など。
☆SB☆マイコン・ダグラス・シセナンド(インテル)
SBもインテルから世界最高の座を揺るぎないものとするマイコン。
というか正直守備ブロックに関してはインテル以上なんて欧州全体でも稀。
どうしてもインテル中心の選出になってしまう・・・。
マイコンは圧倒的な攻撃力だけでなく、守備面での傑出した活躍を見せていた。
特に玉際の強さはCBレベル。
あれだけ攻撃的に振舞いつつも守備を怠らないあたりが、アウベスやラーム以上と言える所以。
個人的にはザンブロッタを追いやったアヴァーテ(ミラン)やリーセ(ローマ)、マルコ・ロッシ(ジェノア)が好印象。
☆DH☆エステバン・カンビアッソ(インテル)
流麗なカバーリングと勝負どころでの得点力で欧州でも輝いたカンビアッソを選出。
デロッシと僅差だけど今シーズンのデロッシは苦しくなると荒れてたイメージが結構ある。
落ち着かせるべきポジションでもあるんだが。
鋭い飛び出しで一人気を吐いたマルキジオ(ユベントス)も個人的には高評価。
そのほかの候補者はノチェリーノ(パレルモ)、ガッロッパ(パルマ)、コンティ(カリアリ)など。
☆SH☆ミルコ・ヴチニッチ(ローマ)
サイドというよりウインガーだけれども、今季のヴチニッチの動きはある意味でトッティ以上だった。
的確な仕掛けと落ち着きでローマを完全に引っ張ってた印象。
勝負強さも得てるので、どこかに引き抜かれてもおかしくない。
その他ではコンバート後に覚醒したヴァルガスがやはり印象深い。
FKも破壊力抜群でした。
その他ではマンニーニ(サンプドリア)、メスト(ジェノア)、ビアビアニー(パルマ)など。
☆OH☆ヴェスレイ・スナイデル(インテル)
存在感の大きさは不敗神話が物語る、それだけ不可欠な選手でした。
2ラインの間でパスを受けて決定的なパスが遅れる選手。
堅守速攻型のチームで違いを作っていたプレーはセリエでは異質でした。
その他ではハムシク(ナポリ)やバストーレ(パレルモ)、コッス(カリアリ)など。
☆ST☆ファブリツィオ・ミッコリ(パレルモ)
今季は多士済々でロナウジーニョ、パット(ミラン)やカッサーノ(サンプドリア)、ディ・ナターレ(ウディネーゼ)、ヨベティッチ(フィオレンティーナ)など多数の候補者がいましたが、やはりこの人しかいない。
リッピは勝ちたいなら過去の遺産に拘泥せずミッコリを連れて行くべき。
今の彼は乗りまくっている。
個人的には年間MVPにすらノミネートできる活躍だったと評価しています。
得点王ディ・ナターレはどうしてもチームの成績がついてきていないのがマイナス点。
今季のセリエでスナイデルやロナウジーニョに負けないフレアを放っていました。
☆CF☆ディエゴ・ミリート(インテル)
欧州でも結果を出したストライカーが文句なしで最優秀。
圧倒的な勝負強さや献身的な姿勢、守備への貢献度など飛びぬけていました。
マラドーナは彼を外したら悲劇が待ってると思うけどなー。
ビッグクラブ初挑戦ながら即座に結果を出すあたりお見事!
その他で印象に残ったのはパッツィーニ(サンプドリア)、ジラルディーノ(フィオレンティーナ)、マクシ・ロペス(カターニャ)など。
☆MVP☆ハビエル・サネッティ(インテル)
いかんせん地味な選出ですが、インテルの鉄人を選出します。
もちろん多少の私情はありますが、それでも異論を挟めるでしょうか。
年間すべての試合で、あらゆるポジションで百戦錬磨のパフォーマンスを発揮し、チームを鼓舞する。
ディフェンスではメッシまで止め、攻撃が停滞しそうな局面では果敢なドリブル突破まで仕掛ける。
継続性という意味では長いセリエの歴史だけ見ても突出していると思います。
不可能といわれたベルゴミの出場記録まで抜かしそうなインテルのカピターノを選出いたします。
まぁインテルは3冠まで達成しようとしているんだからその結果ですね。
ただ、この結果はセリエに絶対的なスターが不在な事の裏返しでもある。
正直今のセリエにバロンドールを取りそうなほどのスターはインテルにも不在。
だからこそ、地味の極地に至ったサネッティを表します。
4−2−1−3
☆GK
ジュリオ・セーザル
☆CB
ルッシオ
サムエル
☆SB
マイコン
リーセ
☆DH
カンビアッソ
デ・ロッシ
☆OH
スナイデル
☆ST
ミッコリ
ヴチニッチ
☆CF
ミリート