CL本戦出場決定

アトレティコ・マドリー 4−0 シャルケ04

セルヒオ・アグエロ (19') - ディエゴ・フォルラン (50') - ルイス・ガルシア (82') - マキシ・ロドリゲス (PK,87')


結果的には予想以上の大勝でCL本戦への出場が決定。

スタメンは

GK:レオ・フランコ
DF:ペレア、ヘイティンガ、ウイファルシ、ペルニア
MF:マキシ、マニシェラウール・ガルシア、シモン
FW:フォルランアグエロ

一応現状でのベストメンバーだけど、予想に反してマニシェが先発。
アスンソンの起用が予想されてたので意外な布陣に。



試合展開としては特に一方的な展開だったというわけでなく、どっちかというとシャルケが攻める展開のほうが多かった。
結果的に大差がついたのは今のこのチームの唯一最強の武器、2トップのカウンターがハマったから。
この試合で実感したのは2トップの実力とこの戦術の限界。
やはりこのコンビは実力、コンビネーションともに素晴らしく、リーが最強の2トップと断言できる。
たぶん比肩するのはカヌーテファビアーノくらい。
今日の試合も昨シーズンからの鉄板となったカウンターからの突破で幾度となくチャンスを作ってた。
とくにアグエロは周りもうまく使えてるし、ほんとにエースに相応しい動きしてたと思う。
余談ですが、アグエロの動きはほんとに日本のFWに見習ってほしい。
自分の体格的な特徴をきっちり頭で把握してて、それをきちんと活かす動きをしてる。
たとえばロングボールはいってCBにカットされてチェイシングに行くときに
アグエロは体格的に体入れられたら勝てないのを瞬時に判断してGKへのバックパスを狙いにいってた。
ハマらなかったけど実際にバックパス出してたら即座に一点というプレー。
日本のFWもああいうプレーを見習ってほしいものです。
話が逸れましたが、正直この戦術には限界があるのも事実。
というか、CLに出て戦うこのレベルのクラブが、ホームでの基本戦術もカウンターってとこがすでにおかしい。
しかも往時のユベントスチェルシーのような組織されたカウンターじゃなくて
前線の個人能力に依存したカウンターですからね。
守備固められたときでも崩す術を確立しないと限界があるのはわかりきってること。
現状のアトレティコは攻撃面に貢献するのははっきり言って2トップと両ウイングだけで完全に4人に頼りきってる状態。
しかもレギュラーと控えの差がかなりあるので実に危うい。
本当はCHのラウール・ガルシアがもっと前線に顔出して攻撃をオーガナイズしないと駄目なんだけど
昨シーズンのボランチ不在の影響で完全に守備意識のが先に来ちゃってて今シーズンもそれが抜けきってない。
今日の試合で攻撃の局面でもハーフウェーライン近くをプロテクトしてたけど本来彼に求められている役割はそれではない。
オサスナ時代に見せたようなラストパスやミドルをもっと見せていくべきだし
アトレティコの前線はみんあ小柄なので、彼のような大型MFがPA内に侵入していくだけでもっと攻撃が楽になるはず。
司令塔確保も大事だけど彼が本来のフォームを取り戻せば解決できるはずなんですよね。
そのためのアスンソン獲得であり、マニシェ復帰なんだからもっと冒険してもいいはず。
本戦行きが決定したことで市場で動きがあるかもしれませんが、どうなったとしてもガルシアの復活は今シーズンのキーになるでしょう。


あと5分くらいからハシャぎまくるマラドーナにはワロタwww