モウリーニョインテルの考察。
なんか思わぬリクエストがあったので早めに書きますw
未だ正式発表はまだですがインテルの指揮官はジョゼ・モウリーニョに事実上決定。
いわずと知れた”スペシャル・ワン”ですね。
2日か3日にも正式発表されるといわれていますが
その直後にチャリティーマッチで来日するらしいのでちょっと楽しみw
映画『GOAL!2』みたいに日本で移籍交渉とかするかもしれませんねw
新シーズンのインテルの考察ですが、やはり注目されるのがフォーメーションの行方。
おそらく皆さんは当然のようにチェルシー時代の4−3−3にシフトするとお思いでしょうが
オレはそうではないような気がします。
夏の補強の成果次第ですが、オレは現行の4−3−1−2を踏襲するような気がします。
理由はまず第一にモウリーニョはひとつのシステムを信望する様なタイプの指揮官ではないということ。
今でこそ4−3−3システムが彼の代名詞みたいな感じになってますが、彼はアレ一辺倒な指揮官ではありません。
むしろ現有戦力に最適なシステムを見つけ出すことに長けた指揮官です。
現にCLを制覇したときのポルトのシステムはデコをトップ下に置いた4−3−1−2でしたからね。
今のインテルの戦力に純粋なウインガーが皆無なことを考えれば無理して4−3−3を敷く可能性はむしろ低いといえるでしょう。
おそらく4−3−3を敷くのはカレスマ、マンシーニ、カペルなどのトップクラスのウインガーをまとめて確保できた場合のみ。
基本的には自身が栄冠を掴んだシステムであり、それに即して戦力を整えられた4−3−1−2を布陣とするのではないでしょうか。
次にやはり興味が沸くのは今夏のマーケットの行方。
モウリーニョ効果で大刷新とのうわさも根強いです。
しかし気になる噂がひとつ。
マンチーニがチェルシー監督就任の条件に”チェルシーのビッグネームをインテルに移籍させないこと”を提示したというのです。
マンチーニのことについてはまた別に触れますが、本当なら現在噂されている補強プランは大きく軌道修正。
なので今回はこの事実がないものとして考えます。
モウリーニョ就任で獲得が噂されるのがランパード、ドログバ、リカルド・カルバーリョなどのチェルシーの愛弟子たち。
あるいはデコをはじめとするモウリーニョを慕う選手たち。
特にランパードはモウリーニョ本人が絶賛する上に現行のスカッドに不足するトップ下のクオリティを高めうるワールドクラスなので、獲得の必然性は高いと言えるでしょう。
逆にドログバに関しては最近噂が沸騰しているエトーの動向によるところが大きい。
二人ともタイプが違うなれどアフリカ屈指のストライカー。
どちらが加入しても大きな戦力アップになることは間違いないですが、移籍金の額から考えてもどちらか一方になることは明白でしょう。
こちらにとって大きいのは軸であるイブラヒモビッチがパートナーを選ばない超万能FWであること。
ドログバならミドルを含めたダイナミズム、エトーならスピードと嗅覚という面でイブラの弱点を補完することができるため、世界屈指の2トップになることでしょう。
あえて甲乙つけるなら年齢が若いエトーでしょうか。
カルバリョに関しては微妙なところ。
まずチェルシーが放出するかどうかが疑問だし、CBは最も充実したセクションでもある。
その他の補強ポイントはやはり中盤、そして左SB。
中盤は多くの選手が契約切れで移籍する上に、元々問題の多いポジション。
ビッグイヤーを狙うならほかのポジションに見劣りする現状を改善すべきでしょう。
噂に上るのはインラー、フレブ、コンコなどの実力派が中心。
ただ層という面ではやはり必要な選手たち。
モウリーニョはドログバ、エッシェン、ランパード、テリー、ミケルなど多くの選手を世界的な名手にブレイクさせているのでこれらの高いボテンシャルを秘めた若手を登用するのも面白いでしょう。
左SBに関してはマクスウェルの控えが事実上不在。
今まではキヴやブルディッソが担ってきたわけだけど、
キヴはCB復帰の線が濃厚でブルディッソはマンチーニの子飼いの選手。
また今までの傾向から言ってもモウリーニョはSBに攻撃性の高いペシャリストを好むので
マクスウェルとポジションを争いうるスペシャリストを確保するべきでしょう。
もうひとつのポイントはイタリア化。
UEFAルールやFIFAの「6+5」の影響で少しずつでもイタリア化を勧めなければならないのは事実。
プリマヴェーラの選手たちも含めて見逃せない要素になるでしょう。
一応現段階での来季予想フォメは
エトー イブラヒモビッチ
(アドリアーノ) (クルス)
(バロテッリ)
デコ ヴィエラ
(インラー) (サネッティ)
(デッセーナ) (ペレ)
マクスウェル マイコン
(モデスト) (サバレタ)
キヴ コルドバ
(マテラッツィ) (サムエル)
(リバス)
J・セーザル
(トルド)
(オルランドーニ)