セリエA上半期ベストイレブン

GK:ジュリオ・セーザルインテル

ブッフォンと悩みましたが、今季からグッと安定感を増したJ・セーザルを。
決定の決め手は守備的なセンターハーフを2枚並べた上に、右SBにも守備的な人材を置くユベントスで15失点のユベントスに対し、
左右のSBに攻撃的な選手を置きながら9失点しかしていない事実。
もちろん数字がすべてではありませんが、パフォーマンスでも間違いなくブッフォンにも負けてませんでした。



CB:ファン(ローマ)

キヴの後釜としてローマにやってきて瞬く間にフィット。
長い手足を活かした守備と大胆な攻め上がりでいきなり主役級の働きを見せてました。



CB:イバン・コルドバインテル
開幕前はキヴの加入でレギュラーが危ぶまれたものの、蓋を開けてみれば相変わらずの鉄人振りを発揮。
サムエルとのコンビでマテラッツィの離脱を忘れさせるほどの安定したプレーを見せてくれました。



RSB:マイコンインテル
今や世界屈指のSBに成長した攻撃的SB。
重要な攻撃のアクセントとして不可欠な存在に。
次点にはアッズーリにも復帰したパヌッチを。



LSB:ジョルジュ・キエッリーニユベントス
本当はCBで選出すべきなんだけど、人材難から抜擢。
彼とレグロッターリエの”急造”CBコンビはセリエA前半戦最大のサプライズ。
特にキエッリーニは天与のフィジカルを更に活かせればカンナバーロの後釜を担う可能性も。



CH:ダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)
攻守に圧倒的な存在感見せていた上に、戦術上のキーマンとして不可欠になってました。
総合的な貢献度はおそらくトッティ以上。
総合力でイタリア随一といえる選手に成長しました。



CH:エステバン・カンビアッソインテル
次期キャプテン有力候補に推されるほど不可欠な存在に成長しました。
レアル・マドリーの皆さんには感謝の言葉もありません(笑)
攻守において際立つのは自己犠牲の精神と卓越したアンティシペーション。
敵の攻撃の芽を丁寧に摘み取りながらも展開を読んだ攻め上がりで攻撃面でも絶大な貢献。
イブラヒモビッチと並ぶ首位の立役者でしょう。



RSH:パスクアレ・フォッジャカリアリ
唯一のプロビンチャからの選出。
典型的なドリブラーでありながらファンタジーアも備えており、今後の環境しだいでは世界的なサイドアタッカーになりうる逸材。
4得点のすべてをPKで決めるなど若くして度胸も抜群でアズーリにも選出され、波に乗ってる選手。
ムトゥと悩みましたが孤軍奮闘な状況を考慮して選出しました。



LSH:アントニオ・ディナターレウディネーゼ
チャンスメイクからフィニッシュまであらゆる局面で存在感が際立つサイドアタッカー
今シーズンは戦術的なディシプリンが目を見張る成長を見せ、今や堂々と代表のレギュラーを張る選手に。
ウディネーゼの躍進の最大のキーマンといって差し支えないでしょう。



FW:ダヴィド・トレゼゲユベントス
とにかく際立つのがその圧倒的な決定力。
特にヘッドにしろ、ボレーにしろ、ハイボールをゴールに叩き込む技術にかけては世界最強でしょう。
結果を求めるユベントスというチームに適した非常にコストパフォーマンスに優れたFWと言えますね。
得点ランクのトップでもあり、外す事はできませんね。
次点には負けず劣らずの決定力を見せたクルスとジェノアで開花したボッリエッロを。



FW:ズラタン・イブラヒモビッチインテル
おそらく誰もが認めるであろう前半戦のMVP。
これまでのずば抜けた才能に加えて組織の中で輝く力を身につけた今シーズンは世界最高といわれるまでの選手に。
ゴール、アシスト、組み立て、すべての局面においてワンランク上のプレーを見せ付けた彼がバロンドールを獲得する日もそう遠くないでしょう。